ダンスに重要な腹筋とインナーマッスルとは・・・
ダンスは「体幹」!「腹筋」!と言われていますね。
レッスン中でも飛び交う言葉です。
よく耳にするという方も多いのではないでしょうか?
「体幹(たいかん)」
体幹とは・・・頭・腕・足、以外の導体の部分!!
身体を支える土台です。
そしてその部分を鍛えることを「体幹トレーニング」と言ったりしますね。
お腹や背中、お尻などの筋肉がしっかりしているとダンスも安定します!
ダンスのキレに密接的にかかわってきますので、
「体幹」を強くしていきましょう。
その中でも今回は「腹筋」に注目していきます!!

まずは腹筋!効率よく鍛えるには
腹筋は、いくつかの層に分かれています。
表面にあり、鍛えることでボコボコと割れる部分が腹直筋。
その下に外腹斜筋、内腹斜筋があり、その下の第4層に腹横筋があります。
腹横筋は、お腹の姿勢を維持するためにひじょうに重要な役割。
これがゆるんでくると、お腹がポコンと出てきてしまう。
どうせ腹筋をやるなら、腹直筋だけでなく、腹横筋も鍛えよう!!
じつはこの腹横筋をしっかり鍛えると腹筋のトレーニング効果が3倍ほどに上がるとも言われています・・・。
同じ回数でも効率よく腹筋を鍛えることが出来るのです。
その方法とは・・・
腹筋トレーニングで頭を上げる時に、
呼吸を強く「ふーーーーーーーーーーーっ!!!」と吐くのです。
呼吸を意識しながら体を曲げる!!
すると腹直筋に加えて、腹横筋を非常によく使うことになります。
これを続けると、普通に腹筋をやっているのに比べて、
大きな効果の違いが出てきます!
続いて腹斜筋!!
実は、人間にとって腹筋の一番大事な役目は、お腹を硬くすること。
立つ・歩く・走るなど、日常的な動作をする時にお腹を硬くして、体幹を安定させたり保護したりしている。
なかなか活動してくれない腹斜筋を鍛えるには、活動を刺激するような味付けが必要です。
その味付けとは「ひねる・よじる」!!
腹斜筋は文字通り、身体を斜めに走っているのでその特性を活かせばいい。
腹筋トレーニングの際にひねりを組み合わせることで効果が期待できるでしょう。
そしてもう一つは「呼吸」が大切。
先ほども記載しましたが、
強く深く息を吐くと、腹筋群の一番深いところにある腹横筋が活動します。
つまり、呼吸によってお腹が内側から硬くなっていくということ!!
器具などを使わない筋力トレーニングでも、呼吸と動きを連動するとで自然と負荷をかけることができます。
「腹筋は呼吸が大事」という言葉もこのことからきているでしょう。
ダンスでも重要な腹斜筋をつくるには、
呼吸を意識して強く吐きながら、起き上がるときにひねりを入れる。
身体の前面と背面にバランスよく筋肉をつけるには
筋力もバランスが命。
人間の体の仕組みは、背中の筋肉がないと自然に四つん這いになってしまうように出来ています。
赤ちゃんの時はみんなハイハイしますね。
成長してまっすぐ立ち上がるようになると、姿勢を維持するために後ろから引っ張ってあげないといけない。
その役割をしているのが背面の筋肉です。
加齢とともに背中が曲がる理由の一つも、背面の筋肉が体を引っ張れなくなるからです。
トレーニングする際に、前面を意識する方の方が多いように感じますが、
そうすると全体のバランスが崩れてきてしまいます。
積極的に筋肉を鍛えつつ、前面と背面のバランスは意識が必要です。
腹筋を強化し、同じように背筋の筋力トレーニングも行いましょう。
では、インナーマッスルってなに?
インナーマッスルとは・・・
一般的には「外から触れられない筋肉」と言われています。
インナーマッスルと言うと、身体の深いところにあり、姿勢の維持や関節のポジショニングのための筋肉を指します。
パワフルな運動や大きな動きを行なうための筋肉でなく、関節が正しい位置で動くようにキープしたり、
立ったり座ったりという姿勢をキープするために働く筋肉。
例えばジャズやバレエもこの「インナーマッスル」が非常に大切でしょう。
ルルべで片足上げてキープ、、まさにインナー。
バレエのバーレッスンを思い浮かべるとわかりやすいかと思います。
骨盤周辺の大腰筋、腸腰筋、脊柱起立筋、中臀筋などのインナーマッスルで、姿勢や関節のポジショニングを
しっかり保つことでしなやかな美しいボディラインを手に入れることができます。
バレエやジャズや「痩せる」と簡単に言われてますが、
バレエとジャズの基礎がこのインナーマッスルを使い、細くしまった筋肉になることからきていると思います。

ダンサーに必要なことは??
まとめると、体幹の腹筋も背筋も胸・おしりバランスよく鍛えること、
そしてインナーマッスルを意識したトレーニングも取り入れる。
鍛えたのと同じ分、ストレッチを十分に行いダンスに有効なしなやかな筋肉を手に入れること。
もちろん筋力は踊っていればついてくるかもしれません。
ですが、以前も書きましたが足りないところをかばって腰やひざなどに負担がかかってしまうこともあります。
全身の筋肉をまんべんなく強くし、筋力・柔軟性の向上を心がけると、
ダンスに幅が出てくるでしょう。
一つしかない大切な身体です。
これからたくさん踊り表現していく身体をしっかり強化してケアして向き合っていきましょう。
この記事の内容は
「石井直方の筋肉まるわかり大事典」を参考にさせていただきました!
くわしく知りたい方は読んでみてくださいね↓↓
http://books.rakuten.co.jp/rb/5915164/
2015年5月22日
(END) Thanks for reading!